陸前高田市議会 2019-12-11
12月11日-05号
○議長(
福田利喜君) 討論なしと認めます。
○議長(
福田利喜君) これより議案第11号から議案第14号まで、議案第16号、議案第18号から議案第22号まで、議案第24号及び議案第26号の執行前提案3件、条例案7件及び
補正予算案2件の計12件を一括して採決いたします。 本12件に対する委員長の報告は、いずれも
原案可決であります。 本12件は、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 御異議なしと認めます。 よって、本12件は
委員長報告のとおり可決されました。
△日程第13 議案第15号
陸前高田市
特別職の職員の給与並びに旅費及び
費用弁償に関する条例の一部を改正する条例
○議長(
福田利喜君) 日程第13、議案第15号、
陸前高田市
特別職の職員の給与並びに旅費及び
費用弁償に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 本件に関し、委員長の報告を求めます。
予算等特別委員会委員長、蒲生哲君。 (
予算等特別委員会委員長 蒲生哲君登壇)
◎
予算等特別委員会委員長(蒲生哲君)
予算等特別委員会の報告をいたします。
今期定例会において設置され、議案13件の審査を付託されました
予算等特別委員会は、去る12月5日、正副
委員長互選の後、9日にただいま議題となっております議案第15号、
陸前高田市
特別職の職員の給与並びに旅費及び
費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の審査を終了いたしましたので、ここに御報告いたします。 審査に当たりましては、12月9日に市長以下当局の出席を得て説明を受け、質疑、答弁が行われたところであります。 この説明、質疑、
答弁等審査の内容につきましては、本
委員会の構成上からも省略させていただきます。 結果といたしましては、議案第15号、
陸前高田市
特別職の職員の給与並びに旅費及び
費用弁償に関する条例の一部を改正する条例については、
起立採決の結果、起立多数により
原案可決すべきものと決した次第であります。 以上をもって
予算等特別委員会の報告といたします。
○議長(
福田利喜君) 引き続き、本件に関しましては
地方自治法第115条の3及び
陸前高田市議会会議規則第17条の規定に基づき、修正案が提出されております。 よって、提出者から
提案理由の説明を求めます。
菅野広紀君。 (12番
菅野広紀君登壇)
◆12番(
菅野広紀君) ただいま議題となっております議案第15号、
陸前高田市
特別職の職員の給与並びに旅費及び
費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の修正案の説明を行います。 今般提出されました原案は、さきに開催された
報酬等審議会の答申を受けて、市長の
報酬月額を77万円としたわけですが、
委員会審査でも質疑がありましたが、私たちは答申書を見ずにして説明を受けました。
委員会質疑の中で答申書の提出を要求し昨日手元に届きましたが、その中に委員からの発言で、従前の報酬額82万円が上限ではないかという意見もあったことから、私は今回82万円を修正案として提案いたした次第であります。
委員会質疑で、市長の答弁でもありましたが、現在の
報酬月額65万6,000円は
中里市長の
選挙公約に基づき82万円の2割削減を根拠に改正したわけですが、一般的に
市長報酬等の削減においては、
条例本則をもとに何%削減するとしているのが大方の自治体の手法であると考えますが、当時は
条例本則を改正いたしました。また、当時の
中里市長の言葉として、
戸羽市長も答弁しておりますが、
条例本則まで変える必要性を疑問視している発言もありました。また、
市長報酬に関して、
特別職である副市長、教育長の報酬についても頭打ちになることも言及しましたが、現在までは影響ないとの答弁でしたが、今後予想されることも踏まえ、私としては
総合行政を担う
陸前高田市の市長の
報酬月額はその職責から82万円と
条例本則を平成15年当時の金額に戻すべきと考えます。 その上で、原案として示された金額を77万円とするのであれば、82万円から6%減額することにより約77万円になります。また、この条例の施行日は来年4月1日からとなっており、実際市長が受け取る
報酬月額が市長から提案されるのは来年の3月の予算案となって示されます。 今回の議論を踏まえ、市民からはいろんな意見が寄せられると考えます。その間に、私
たち議員は市民の意見を聞き、議員間で議論し、必要であれば予算案の修正で
市長報酬を減額することも可能であることから、市長の
報酬月額82万円を
条例本則とする理由であります。 以上のことから、
議員各位の御理解を求め、
提案理由の説明といたします。
○議長(
福田利喜君)
菅野広紀君は一旦自席にお戻りください。
○議長(
福田利喜君) これより質疑に入ります。 蒲生哲君は登壇願います。 (
予算等特別委員会委員長 蒲生哲君登壇)
○議長(
福田利喜君) 初めに、
予算等特別委員会委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 質疑なしと認めます。 蒲生哲君は自席にお戻りください。
○議長(
福田利喜君)
菅野広紀君は登壇願います。 (12番
菅野広紀君登壇)
○議長(
福田利喜君) 次に、修正案に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
◆9番(伊勢純君) 議長。9番、伊勢純。
○議長(
福田利喜君) 9番、伊勢純君。
◆9番(伊勢純君) では、質問させていただきますが、
特別職の報酬等の
審議会では、先ほど
菅野議員さんからも御説明ありましたが、しかしこの
審議会の結論は、
全会一致で
皆さん一つの結論を出されていると、そういう結果でございましたが、この
審議会の答申についてはどのようにお考えでしょうか。
○議長(
福田利喜君)
菅野広紀君。
◆12番(
菅野広紀君)
審議会の委員の皆さんには感謝申し上げますが、
審議会の意見は尊重したいと思います。しかしながら、私としては、先ほどの
提案理由にもありましたが、上限とするという意見もあったわけですから、その上ではやはり上限を採用した上でということで今回修正案の提案ということになりました。 以上です。
◆9番(伊勢純君) 議長。9番、伊勢純。
○議長(
福田利喜君) 9番、伊勢純君。
◆9番(伊勢純君) 議論の途中経過では、さまざまな御意見も当然それは出されるものというふうに思います。しかし、答申をお願いした、諮問をした
審議会が一定の結論を
全会一致で出されていると。それについては、その重みを十分に受けとめる必要があるかと思いますが、その途中経過の一意見を、それを理由にするというのは私は成り立たないと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(
福田利喜君)
菅野広紀君。
◆12番(
菅野広紀君) 全く否定しているわけではないですが、それを踏まえて、市議会の委員の皆さんの議論と結論と答申を踏まえて、最終的には議会が判断するということで、皆さんが私と一緒に判断するわけですから、その辺は何ら問題はないというふうに考えております。
◆9番(伊勢純君) 議長。9番、伊勢純。
○議長(
福田利喜君) 9番、伊勢純君。
◆9番(伊勢純君) やはり答申を依頼した
審議会の結論というのは、非常に重いものがあるというふうに私は思います。また、一方では、先日12月9日の予算等の
委員会においては、この件では議会として議論を尽くして、そしてその際にはこの
審議会のやりとりについても詳細な説明がございました。そういった一定の議論を経まして、その際にも一定の結論を我々議会としても出していると。ところが、その場でこの答申案についても、あるいは今回の原案につきましても、活発な議論とはなっていないように私は思うのですが、それがこうして修正案で出されるという部分では、議会としての議論の後戻りが見られるのではないかと。やはりこれは矛盾といいますか、議論の後退、これはやはりちょっとおかしいのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(
福田利喜君)
菅野広紀君。
◆12番(
菅野広紀君)
伊勢議員の質問についてお答えしますが、
予算等特別委員会は市長以下提案者の説明に対しての質疑がなされていると思っております。その上で、
議会議員の皆さんは、それを踏まえて議員間で議論した上で決めるというのが議会の手続論だと私は思っておりますので、そういう意味においては、市長に対しての質疑が活発かどうかというのは、それは
委員会質疑ですから、
伊勢議員の指摘には当てはまらないというふうに私は考えます。 以上です。
○議長(
福田利喜君) ほかに質疑はありませんか。
◆13番(
大坪涼子君) 議長。13番、
大坪涼子。
○議長(
福田利喜君)
大坪涼子君。
◆13番(
大坪涼子君) 私も伺います。 いずれ17年前、この
陸前高田市の財政が非常に大変な時期がありました。多分
菅野議員も御承知かと思いますが、これは大変な中で、当時の市長がカットしこれまでやってきたわけなのですが、現在に至るわけなのですが、このことをどのように
菅野議員は思っているのか伺います。
○議長(
福田利喜君) 答弁。
◆12番(
菅野広紀君)
大坪涼子議員の質問に対して、報酬をカットしながら
中里市長が
市政運営を担った部分については、全然異論はございません。ただ、1つだけ言えるのは、
条例本則を下げてまで、2割削減して65万6,000円としたことが、それがよかったのかどうか。やはり
条例本則はそのままで、私は2割削減でやるべきだというふうにずっと考えていたものですから、その辺につきましては何ら
中里市長についてのあれは問題ないというふうに思いますが。 (何事か呼ぶ者あり)
◆12番(
菅野広紀君) それは、減額した部分については、
中里市長みずからの意思でやったので、それはそれでいいというふうに思います。
◆13番(
大坪涼子君) 議長。13番、
大坪涼子。
○議長(
福田利喜君) 13番、
大坪涼子君。
◆13番(
大坪涼子君) 今お答えありました。
中里市長がどうのこうのと話されましたけれども、私言いたいのは、
菅野議員がこれまでの財政、カットしてきた、このことに対してのどのように感じているかというのを伺っております。
○議長(
福田利喜君) 答弁。
◆12番(
菅野広紀君) 当時の
陸前高田市の
財政状況は、かなり厳しいものだと認識しておりました。その上で、市長みずから減額して行うという部分については、それはそれでいいのではないかということで、そのまま65万6,000円の
市長報酬で
中里市長がやってきた部分、それを引き継いだ部分については、それはそれでいいのではないかというふうに考えておりますが。
○議長(
福田利喜君) ほかにありませんか。
◆1番(木村聡君) 議長。1番、木村聡。
○議長(
福田利喜君) 1番、木村聡君。
◆1番(木村聡君)
菅野議員に伺います。 本則をもう一度変えることによってさまざまな議論が起きるだろうということをおっしゃっておられました。
菅野議員が思われるさまざまな市民の方の意見、肯定的な意見と否定的な意見、想像できるところでいいのでお伺いしたいです。
○議長(
福田利喜君) 答弁。
◆12番(
菅野広紀君) 多くの市民の中には、現在の報酬でもいいのではないかというふうな方も実際私のところに声を寄せられております。ただし、それは、私も先ほどから申し上げましたが、本則を下げてしまったからなわけで、やはり本則をもとに戻した上で減額する部分というのも可能だということで市民には伝えておりますので、ある程度の幅を持たせて、市民の中ではやっぱり答申した77万でいいのであれば、それはそれで、先ほども説明の中に82万から約6%減額するという部分を提示すれば大体77万という金額になるので、そういうふうな手法もあることから、市民に対してはそういうふうな説明ができるのかなというふうに思っております。
◆1番(木村聡君) 議長。1番、木村聡。
○議長(
福田利喜君) 1番、木村聡君。
◆1番(木村聡君) 済みません、ちょっと改めて伺わせていただきます。 今の市長の額があって、77万円の今提案がされています。その時点で、市民の方からいただいている声というのは、我々も含めて皆さんが受け取っていらっしゃることだと思います。そして、それをさらに本則を変えて82万円にするということに対して、予想される市民の方の意見というのはどんなお考えがありますでしょうか。
○議長(
福田利喜君) 答弁。
◆12番(
菅野広紀君) いろいろあると思います。77万でいいという人もいれば、82万のもとに戻して、きちっと仕事をしてもらいたい、その仕事というのはどういうことかわかりませんが、そういう意見の方もいます。やはり82万に戻した上で、
陸前高田市は以前もやってきたのだからという市民の声も、そういう声もありますので、それは尊重すべきだというふうに……財政上の問題ではなくて、やはり執行する方の責務という部分を考えているというふうに思っております。
○議長(
福田利喜君) ほかにありませんか。
◆14番(藤倉泰治君) 議長。14番、藤倉泰治。
○議長(
福田利喜君) 14番、藤倉泰治君。
◆14番(藤倉泰治君) 私も質問する予定はなかったのですけれども。先ほどの
提案理由の説明の中で、最終的に議会が決めるというふうに話されましたが、それはそのとおりですが、それまでに議員間討議が不十分できょうの場しか十分な議論ができないというふうな説明があったわけですけれども、私は予算
委員会で、ある意味場を改めて議員間討議とか、そういうことが本来の基本条例の趣旨ではないかというふうに思うのです。 お聞きしますが、基本条例の11条にはこのように書いているのです。本会議及び
委員会において、市長提案に関して審議し結論を出す場合、議員相互間の議論を尽くして合意形成に努めるという基本条例の文言があるわけですが、やっぱり提案されているのはもう既に先月ですから、直前になってこういうふうに修正案出すというよりも、
委員会の場で十分にお互い議論をして合意形成をすると、お互いの考えも出し合いながら合意形成するというのが本来ではないかと思いますし、提案者両名とも議運のメンバーでもありますので、その辺でやっぱり基本条例の趣旨にのっとって合意形成を図るのが筋ではないかというふうに思うのですが、いかがでしょうか。
○議長(
福田利喜君) 答弁。
◆12番(
菅野広紀君) 議会基本条例の議員間討議の部分の質問については、
委員会であれ本会議であれ、今このような形で議員間で議論していることは、これは議員間討議の一形態だと私は認識しております。提出については、議員であればある程度
委員会であれ本会議場であれ、提案はできるわけですから、自治法上、議会運営上何も問題がないというふうにその辺は私は理解しております。
○議長(
福田利喜君) ほかにありませんか。
◆14番(藤倉泰治君) 議長。14番、藤倉泰治。
○議長(
福田利喜君) 14番、藤倉泰治君。
◆14番(藤倉泰治君) やはり議運のメンバー、お互いでありますので、やっぱり進行上これは重大な議案であると。また、議員報酬の場合も、同じようにこういう形態にされたのでは、これはやっぱり十分に議論尽くしたと言えないと思うのです。そういう意味で、やっぱり発議者の方々も、あるいはそれなりの重要性があるのであれば、
委員会の中である意味では時間をとりながら、みずから発言もしそういう場をつくる、その議論を尽くすような場をつくるというのが基本条例のつくった趣旨ではないかというふうに思うのですが、いかがでしょうか。
○議長(
福田利喜君) 答弁。
◆12番(
菅野広紀君) 議会基本条例も、私も議会基本条例をつくるときに参画しましたが、そういうことは、議論を尽くすという部分については
委員会だろうが本会議だろうが区別と差別はしていないわけで、どこであろうと議員が議員間の議論をするという部分は変わらないと思いますので、その辺については藤倉議員との認識の違いだというふうに私は理解しております。
○議長(
福田利喜君) ほかにありませんか。
◆6番(畠山恵美子君) 議長。6番、畠山恵美子。
○議長(
福田利喜君) 6番、畠山恵美子君。
◆6番(畠山恵美子君) 私からも若干質疑をさせていただきます。 まず、
陸前高田市
特別職報酬等審議会の条例がございまして、これは市長のみならず教育長、そして私ども議員の報酬も審議するわけです。今回は、市長でありますけれども、この
審議会の位置づけにおいて、今後議員の報酬に関しても、今回も答申ありましたけれども、出た答申に対して、最終的にはやっぱりここも議会が決めるのだということでこういった修正案がありだというお考えですか。
○議長(
福田利喜君) 答弁。
◆12番(
菅野広紀君) いろんな意見がある中で、市議会の答申は一つの意見だというふうに私は捉えて、最終的にはいろんな議員の皆さんが議員活動を通して意見を集約した上で決めるという部分については、その部分についてはありだというふうに認識しております。
◆6番(畠山恵美子君) 議長。6番、畠山恵美子。
○議長(
福田利喜君) 6番、畠山恵美子君。
◆6番(畠山恵美子君) 一方で、議員ですから、私ども条例に関して修正するなりなんなり、提案するなりという権利あります。
菅野議員がおっしゃっていることの一部は私も理解できまして、本則を変えたことによってこういう問題が生じていると。であるのであれば、これ遡及して話すことではないかもしれませんが、議員の側から条例そのものを修正する提案というのは従前できたのではないかと思いますが、その点はいかがでしょうか。
○議長(
福田利喜君) 答弁。
◆12番(
菅野広紀君) 今現在に至るまでのその間に修正をするという、修正できるかという質問でよろしいでしょうか。
◆6番(畠山恵美子君) 修正も可能だったのかということ。
◆12番(
菅野広紀君) ある意味議題として上がった部分については、議員は修正は可能だというふうに思いますけれども。
◆6番(畠山恵美子君) 議長。6番、畠山恵美子。
○議長(
福田利喜君) 6番、畠山恵美子君。
◆6番(畠山恵美子君) 提出された議案の修正ではなくて、前向きにこちらから修正するという動きも可能性を模索すればできる余地はあったのかという検討はなさいましたか。
○議長(
福田利喜君) 答弁。
◆12番(
菅野広紀君) 私が理解できないのかなんか……議案の提案者は、議会からは条例に関しては提案することはできませんので、市長から…… (何事か呼ぶ者あり)
◆12番(
菅野広紀君) ごめんなさい。先ほども趣旨説明の中でありましたが、予算案でも何でも、修正できる可能性は議員にはありますので、それらをもって可能かというふうに認識しております。 (何事か呼ぶ者あり)
◆12番(
菅野広紀君) 私もその4年間議員ではなかったので、それは…… (何事か呼ぶ者あり)
◆12番(
菅野広紀君) それについては、発議がなかったかについては、具体的にはなかったと認識しております。
○議長(
福田利喜君) ほかにありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) これにて質疑を終結いたします。
菅野広紀君は自席にお戻りください。
○議長(
福田利喜君) これより討論に入ります。討論の通告がありますので、順次これを許します。 5番、伊藤勇一君。 (5番 伊藤勇一君登壇)
◆5番(伊藤勇一君) ただいま議題となっております議案第15号、
陸前高田市
特別職の職員の給与並びに旅費及び
費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の原案について反対討論を行います。 まずもって、今回の答申に御尽力いただきました
報酬等審議会委員の皆さんには感謝を申し上げます。その答申書を昨日拝見しますと、市長の
報酬月額を平成15年当時の82万円を上限に変えるべきとの発言がありました。修正案の
提案理由の説明にもありましたが、
総合行政を担う
陸前高田市の市長の
報酬月額は、その職責から82万円と
条例本則を平成15年当時の金額に戻すべきと考えます。今回提案された77万円がよいのか82万円が妥当な金額なのか、市民からはいろいろな意見が寄せられると考えます。 その間に私
たち議員は、市民の意見を聞き、議員間で議論し、必要であれば予算案の修正で
市長報酬を減額することも可能であり、市民意見を通して議会で議論し、決定することはまさに議会の責務と考えます。 以上のことから、市長の
報酬月額82万円を
条例本則とすべきと考え、原案の77万円には反対いたします。
議員各位の御理解と賛同を求め、反対討論といたします。
○議長(
福田利喜君) 以上で通告による討論を終わります。 ほかに討論はありませんか。
◆1番(木村聡君) 議長。1番、木村聡。
○議長(
福田利喜君) 1番、木村聡君。 (1番 木村聡君登壇)
◆1番(木村聡君) とうほく未来創生の木村聡です。ただいま上程されている議案第15号に対して賛成の立場で討論を行います。 今般の条例改正案は、
令和元年11月11日に開催された
陸前高田市
特別職報酬等審議会による答申を踏まえてのものであり、審議内容として記されている意見を確認いたしました。 先ほどの反対討論にもありましたとおり、本件の背景には、1つ目として中里元市長の公約で引き下げた市長の報酬額がその後の市長の報酬にも影響していること、2つ目の市長の職責に対し現状の
市長報酬が低いことがあると思います。 まず、大前提として、今般の答申は、
陸前高田市
特別職報酬等審議会条例の定めのとおり開催され審議されたものであり、この答申は特段の合理的理由がない限り、また特段の瑕疵がない限り尊重すべきであるものと考えます。その上で、1つ目に公開された議事録には、報酬引き下げ前の月額82万円にしたらどうかということに関しても議論がされた上で月額77万円が提案されていること、2つ目に諮問に対する答申を月額77万円を妥当とした根拠も議事録内で明らかになっていること。したがって、反対討論で述べられた、答申された77万円からの引き上げとなる修正案に対しては、市民の方も納得しかねるものがあると考えます。 市長の職務については、激務であること、東日本大震災以降不眠不休で
市政運営を担ってきたことを評価したいという
審議会の議論もあった上で、できるだけ多くの市民の方が納得しやすい額を
市長報酬の増額として結論を導き出したことに対し真摯に受けとめるべきであり、かつさまざまな状況やさまざまなお立場の方々の心情に対する配慮した答申であると評価できます。 さらに、今後の市政の重責を担うことになるであろうこの先の市長にも考慮した場合、正当な報酬と報酬額に対する市民の皆様からのでき得る限りの納得をいただくことが重要であるということを申し添え、賛成討論といたします。
○議長(
福田利喜君) ほかに討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 以上で討論を終結いたします。
○議長(
福田利喜君) これより議案第15号を採決いたします。 本件については起立により採決いたします。 初めに、原案に対する修正案について採決いたします。 原案に対する修正部分について、本修正案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛 成 者 起 立)
○議長(
福田利喜君) 起立少数であります。 よって、原案に対する修正部分については否決されました。
○議長(
福田利喜君) 次に、原案について採決いたします。 本件に対する委員長の報告は
原案可決であります。 本件は、
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛 成 者 起 立)
○議長(
福田利喜君) 起立多数であります。 よって、本件は
委員長報告のとおり可決されました。
△日程第14 議案第29号
陸前高田市立博物館新築工事の
請負契約締結について
○議長(
福田利喜君) 日程第14、議案第29号、
陸前高田市立博物館新築工事の
請負契約締結についてを議題といたします。 本件に係る
提案理由の説明を求めます。当局。
◎教育次長(細谷勇次君) 議長。
○議長(
福田利喜君) 教育次長。 (教育次長 細谷勇次君登壇)
◎教育次長(細谷勇次君) 議案つづりの29の1ページをお開き願います。ただいま議題となりました議案第29号、
陸前高田市立博物館新築工事の
請負契約締結につきまして、命により教育次長から御説明をいたします。
提案理由でありますが、
陸前高田市立博物館新築工事の請負契約を締結しようとして提案するものであります。 この
新築工事につきましては、去る12月2日入札を実施したところでありますが、東日本大震災に係る災害復旧・復興関連工事請負業者指名基準に基づき、業者指名運営
委員会が選定した業者による指名競争入札の結果、18億7,407万円で株式会社佐武建設が落札したものであります。 この工事請負契約の締結につきましては、予定価格が1億5,000万円を超えることから、
地方自治法第96条第1項第5号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を求めるものであります。 次に、工事の概要について御説明をいたしますので、29の2ページをお開き願います。議案第29号説明資料その1、工事概要であります。目的でありますが、
陸前高田市立博物館を整備しようとして施工するものであります。工事期間は、議会の議決を得た日から令和3年2月26日まで。工事場所は、
陸前高田市高田町字馬場前地内であります。工事内容は、建築構造が鉄筋コンクリート造り一部鉄骨造り2階建てで、延べ床面積が1階が1,991平方メートル、2階が727平方メートル、屋根つき駐車場が82平方メートルの計2,800平方メートルであります。 次の29の3ページは位置図、次の29の4ページは配置図、次の29の5ページは立面図でありますので、お目通しをお願いいたします。 以上で議案策29号の説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○議長(
福田利喜君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
◆10番(鵜浦昌也君) 議長。10番、鵜浦昌也。
○議長(
福田利喜君) 10番、鵜浦昌也君。
◆10番(鵜浦昌也君) 工事場所、整備される場所についてちょっとお聞きをいたします。 先日の新聞の投稿にもあったように、ここの場所に、高田町字馬場前地内とありますけれども、この場所に整備することによりちょっと心配をされる一部の声があるようでございます。そういった市民に対する理解を求めるような市長からの説明をいただければというふうに思うのですが、いかがですか。
◎市長(戸羽太君) 議長。
○議長(
福田利喜君) 市長。
◎市長(戸羽太君) 私も新聞の投稿は見させていただきました。私もお世話になった元議員さんの投稿だったというふうに思いますが、私たちはかさ上げをするという復興計画を立てたわけであります。そして、そのときにも市民の皆様にも、当然議会の皆様にも御説明をさせていただきましたが、東日本大震災と同じクラスの津波が来るということを想定したときに、12.5メーターの防潮堤を越水してくるということで、どれぐらいの水が入ってくるのかということを計算をさせていただいて、私がしたわけではなくて専門家に頼んだわけですが、何メーターのかさ上げをすればあのかさ上げ地に水が入ってこないのかという数字を出していただきました。ただ、実際相手が自然ですから、さらに高い津波も来るであろうということで、その言われていた高さよりもさらに2メーターぐらいは高くかさ上げ、全体をやっているわけです。ですから、私たちは、あのかさ上げ地につきましては、基本的には防潮堤が全部完備されれば安全な場所であるというふうに認識をし、この復興計画を続けさせていただいているわけです。 したがって、今回のこの博物館が建設される場所につきましても、基本的には安全な場所であるという認識でありますから、御心配をなさらないで結構だというふうに思うし、当然そういう前提のもとにあそこの建設場所を選定したということでございます。
○議長(
福田利喜君) ほかにありませんか。 (「進行」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) これにて質疑を終結いたします。
○議長(
福田利喜君) お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第29号は、
委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 御異議なしと認めます。 よって、本件は
委員会の付託を省略することに決しました。
○議長(
福田利喜君) これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 討論なしと認めます。
○議長(
福田利喜君) これより議案第29号を採決いたします。 本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 御異議なしと認めます。 よって、本件は原案のとおり可決されました。
△日程第15 議案第30号
陸前高田市立博物館展示工事の
請負契約締結について
○議長(
福田利喜君) 日程第15、議案第30号、
陸前高田市立博物館展示工事の
請負契約締結についてを議題といたします。 本件に係る
提案理由の説明を求めます。当局。
◎教育次長(細谷勇次君) 議長。
○議長(
福田利喜君) 教育次長。 (教育次長 細谷勇次君登壇)
◎教育次長(細谷勇次君) 議案つづりの30の1ページをお開き願います。ただいま議題となりました議案第30号、
陸前高田市立博物館展示工事の
請負契約締結につきまして、命により教育次長から御説明をいたします。
提案理由でありますが、
陸前高田市立博物館展示工事の請負契約を締結しようとして提案するものであります。 この展示工事につきましては、去る12月2日入札を実施したところでありますが、業者指名運営
委員会が決定した条件つき一般競争入札の結果、6億9,740万円で株式会社丹青社が落札したものであります。 この工事請負契約の締結につきましては、予定価格が1億5,000万円を超えることから、
地方自治法第96条第1項第5号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を求めるものであります。 次に、工事の概要について御説明をいたしますので、30の2ページをお開き願います。議案第30号説明資料その1、工事概要であります。目的でありますが、
陸前高田市立博物館の展示室等を整備しようとして施工するものであります。工事期間は、議会の議決を得た日から令和3年2月26日まで。工事場所は、
陸前高田市高田町字馬場前地内。工事内容は、常設展示室においては、各展示ゾーンの区画の整備とあわせ、文化財レスキュー及び安定化処理を行った資料や鳥羽源藏先生、千葉蘭児先生の貝の研究などの業績にかかわる資料、ツチクジラの剥製などの展示を行い、その面積は997平方メートル、企画展示室においては重要文化財の展示など、特別展示を行う際の展示ケース等の設置を行い、その面積は129平方メートル、展示ロビーにおいては震災時に当市からアメリカ、クレセントシティ市に流れ着いた高田高校の実習船「かもめ」の展示台等の設置を行い、その面積は12平方メートル、収蔵庫においては収納棚の設置を行い、その面積は433平方メートルであります。 次の30の3ページ及び30の4ページは平面図でありますので、お目通しをお願いいたします。 以上で議案策30号の説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○議長(
福田利喜君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 質疑なしと認めます。
○議長(
福田利喜君) お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第30号は、
委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 御異議なしと認めます。 よって、本件は
委員会の付託を省略することに決しました。
○議長(
福田利喜君) これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 討論なしと認めます。
○議長(
福田利喜君) これより議案第30号を採決いたします。 本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 御異議なしと認めます。 よって、本件は原案のとおり可決されました。
△日程第16 議案第31号
水産業共同利用施設復興整備事業共同利用倉庫(
長部地区)
新築工事の変更
請負契約締結について
○議長(
福田利喜君) 日程第16、議案第31号、
水産業共同利用施設復興整備事業共同利用倉庫(
長部地区)
新築工事の変更
請負契約締結についてを議題といたします。 本件に係る
提案理由の説明を求めます。当局。
◎地域
振興部長(阿部勝君) 議長。
○議長(
福田利喜君) 地域
振興部長。 (地域
振興部長 阿部勝君登壇)
◎地域
振興部長(阿部勝君) 議案つづりの31の1ページをお開き願います。ただいま議題となりました議案第31号、
水産業共同利用施設復興整備事業共同利用倉庫(
長部地区)
新築工事の変更
請負契約締結につきまして、命により地域
振興部長から御説明をいたします。
提案理由でありますが、平成31年2月に議会の議決を得て工事請負契約を締結した
水産業共同利用施設復興整備事業共同利用倉庫(
長部地区)
新築工事につきまして、今般一部設計変更が生じたことから、
地方自治法第96条第1項第5号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を求めるものであります。 工事名は
水産業共同利用施設復興整備事業共同利用倉庫(
長部地区)
新築工事、工事場所は
陸前高田市気仙町字湊地内、請負者はEC南部コーポレーション株式会社・有限会社共和建設経常建設共同企業体であります。 変更内容でありますが、変更前の契約金額2億1,168万円を3,362万2,600円増額し、変更後の契約金額を2億4,530万2,600円にしようとするものであります。 次に、変更概要につきまして御説明いたしますので、31の2ページをお開き願います。議案第32号説明資料変更概要であります。工事変更内容でありますが、基礎工の設計変更等に伴う増は、軟弱地盤に係る支持地盤の確保による増であります。また、外構に係る排水側溝の追加は、施設を利用する漁業者等との協議により、雨水排水のための排水施設を追加しようとするものであります。 以上で議案第31号の説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○議長(
福田利喜君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 質疑なしと認めます。
○議長(
福田利喜君) お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第31号は、
委員会の付託を省略いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 御異議なしと認めます。 よって、本件は
委員会の付託を省略することに決しました。
○議長(
福田利喜君) これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 討論なしと認めます。
○議長(
福田利喜君) これより議案第31号を採決いたします。 本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 御異議なしと認めます。 よって、本件は原案のとおり可決されました。
○議長(
福田利喜君) この際、暫時休憩いたします。休憩時間は10分程度といたします。 午前10時51分 休 憩 午前10時58分 再 開
○議長(
福田利喜君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 休憩前の議事を継続いたします。
△日程第17 発議第7号
社会資本の
老朽化対策の推進を求める意見書の提出について
○議長(
福田利喜君) 日程第17、発議第7号、
社会資本の
老朽化対策の推進を求める意見書の提出についてを議題といたします。 本件に関し、提出者から
提案理由の説明を求めます。 復興対策特別
委員会委員長、大坂俊君。 (復興対策特別
委員会委員長 大坂俊君登壇)
◎復興対策特別
委員会委員長(大坂俊君)
社会資本の
老朽化対策の推進を求める意見書の提出について説明いたします。 発議提出案件つづりの1ページをお開き願います。ただいま議題となりました発議第7号、
社会資本の
老朽化対策の推進を求める意見書の提出につきまして、復興対策特別
委員会委員長より御説明いたします。 初めに、
提案理由でありますが、
社会資本の予防保全及び大規模構造物の更新を含む老朽対策に必要な予算を確保し、あわせて公共施設等の
老朽化対策に関する調査、点検経費に対する財政措置のさらなる充実を求めるために国の関係機関に対して意見書を提出しようとして提案するものであります。 次に、意見書の内容につきまして御説明いたしますので、2ページをお開きください。高度成長期以降に集中的に整備した
社会資本の老朽化は、着実に進行しており、次世代の社会経済の安定、安全に対する脅威となりかねないところであります。 本市では、平成29年3月に
陸前高田市公共施設等総合管理計画を策定し、公共施設の全体の状況を把握し、長期的な視点をもって更新、統廃合、長寿命化などを計画的に行うことにより、財政負担を軽減、平準化することとしており、あわせて
陸前高田市橋梁長寿命化修繕計画や
陸前高田市公営住宅等長寿命化計画などの各施設の個別計画を策定することで計画的、効率的な
老朽化対策を進めているところであります。 一方で、本市においては、東日本大震災からの復旧、復興を進めていく中にあって、復興期間内に各公共施設を集中して再建したため、修繕や更新が同時期に集中するという課題を抱えているところであります。 そのことから、総コストの低減と予算の平準化を図る必要があり、施設にふぐあいが発生する前に対策を講ずる予防保全に取り組むべきところ、厳しい
財政状況下において、予防保全を進めることは困難な状況であります。また、復旧、復興した公共施設については、今後新たな調査、点検の対象施設となり、点検に伴う経費の負担増も懸念されるところであります。 以上のことに鑑み、近年頻発している集中豪雨等の自然災害に対する防災上の観点からも、
社会資本の
老朽化対策は喫緊の課題でありますが、このままでは十分な対策を講じることができないものであります。 よって、国においては、
社会資本の多くを地方公共団体が維持管理していることを踏まえて、国民の安全、安心の確保のため、下記事項に取り組まれることを強く要望するものであります。 記。1、予防保全や大規模構造物の更新を含む
老朽化対策に必要な予算を別枠で確保するとともに、補助対象の拡大によって事業ごとに確実かつ集中的に予算を充当すること。その際、地方負担分についても地方財政措置の拡充を行うこと。 2、公共施設等の老朽化に関する調査、点検経費に対する地方交付税措置など、財政措置をさらに充実すること。 1ページにお戻り願います。意見書の提出先につきましては、衆参両院議長、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、国土交通大臣、内閣官房長官、国土強靱化担当大臣を予定するものであります。 以上、発議第7号、
社会資本の
老朽化対策の推進を求める意見書の提出についての
提案理由といたします。何とぞ
議員各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
福田利喜君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 質疑なしと認めます。
○議長(
福田利喜君) お諮りいたします。 発議第7号は
委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 御異議なしと認めます。 よって、本件は
委員会の付託を省略することに決しました。
○議長(
福田利喜君) これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 討論なしと認めます。
○議長(
福田利喜君) これより発議第7号を採決いたします。 本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 御異議なしと認めます。 よって、本件は原案のとおり可決されました。
△日程第18 発議第8号
国際リニアコライダー(ILC)の
北上山地への
誘致実現を求める意見書の提出について
○議長(
福田利喜君) 日程第18、発議第8号、
国際リニアコライダー(ILC)の
北上山地への
誘致実現を求める意見書の提出についてを議題といたします。 本件に関し、提出者から
提案理由の説明を求めます。 復興対策特別
委員会委員長、大坂俊君。 (復興対策特別
委員会委員長 大坂俊君登壇)
◎復興対策特別
委員会委員長(大坂俊君)
国際リニアコライダー(ILC)の
北上山地への
誘致実現を求める意見書の提出について説明いたします。 発議提出案件つづりの3ページをお開き願います。ただいま議題となりました発議第8号、
国際リニアコライダー(ILC)の
北上山地への
誘致実現を求める意見書の提出につきまして、復興対策特別
委員会委員長より御説明いたします。 初めに、
提案理由でありますが、
国際リニアコライダーは、被災した東北地方の復興と発展、そして持続可能な社会創生の大きな力となり、東日本大震災からの復興の象徴となるものと考えることから、我が国が主導する国際プロジェクトとして位置づけ、国内誘致を世界に表明し、なおかつ
北上山地への
誘致実現に向けた推進組織体制を早期に整えることを求めるため、国の関係機関に対し意見を提出しようとして提案するものであります。 次に、意見書の内容につきまして御説明いたしますので、4ページをお開き願います。
国際リニアコライダーの
北上山地への
誘致実現を求める意見書であります。
陸前高田市を初め、東北地方を中心に甚大な被害をもたらした東日本大震災の発生から9年を迎えようとしている中、各被災地においては早期復興に向けた住民生活の再生や産業、経済の再建及び都市基盤の再構築など、地域が一丸となって取り組んできたところであります。 しかしながら、復興は着実に進捗しつつも、人口減少や少子高齢化は大震災を機に一気に進行しているところであります。 こうした中、
国際リニアコライダーの国内候補地として、研究者組織であるILC立地評議会により北上サイトが最適と評価され、また政府においても平成31年3月7日にILC計画に関する見解が示されたことにより、国内外における関係機関による活発な議論が進められるなど、
誘致実現に向けた大詰めの段階を迎えているところであります。 このILC誘致が実現された折には、世界最先端の大型実験研究拠点が形成されることにより、建設に係る直接的な経済効果はもとより、世界最先端の研究成果を活用した物づくり産業、医療分野の発展や新たな事業の創出など、多大な経済効果と雇用機会の増加をもたらすものであります。 また、世界からの多くの研究者、技術者及びその家族が来訪、移住をすることにより、多文化共生社会が形成され、国際化の進展と教育文化の向上など、その効果は多岐にわたり、復興後の持続可能な地域づくりに大きく貢献するものと考えているところであります。 ILCは、被災した東北地方の復興と発展、そして持続可能な社会創生の大きな力となり、東日本大震災からの復興の象徴となるものと考えることから、国は
国際リニアコライダーの建設を我が国が主導する国際プロジェクトとして位置づけ、国内誘致を世界に表明し、なおかつ
北上山地への
誘致実現に向けた推進組織体制を早期に整えることを強く要望するものであります。 3ページにお戻り願います。意見書の提出先につきましては、衆参両院議長、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、文部科学大臣、経済産業大臣、国土交通大臣、内閣官房長官、復興大臣、内閣府特命担当大臣を予定するものであります。 以上、発議第8号、
国際リニアコライダー(ILC)の
北上山地への
誘致実現を求める意見書の提出についての
提案理由といたします。何とぞ
議員各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
福田利喜君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 質疑なしと認めます。
○議長(
福田利喜君) お諮りいたします。 発議第8号は
委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 御異議なしと認めます。 よって、本件は
委員会の付託を省略することに決しました。
○議長(
福田利喜君) これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 討論なしと認めます。
○議長(
福田利喜君) これより発議第8号を採決いたします。 本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 御異議なしと認めます。 よって、本件は原案のとおり可決されました。
△日程第19 発議第9号 国による
妊産婦医療費助成制度創設等を求める意見書の提出について
○議長(
福田利喜君) 日程第19、発議第9号、国による
妊産婦医療費助成制度創設等を求める意見書の提出についてを議題といたします。 本件に関し、提出者から
提案理由の説明を求めます。 教育民生常任
委員会委員長、蒲生哲君。 (教育民生常任
委員会委員長 蒲生哲君登壇)
◎教育民生常任
委員会委員長(蒲生哲君) 発議第9号、国による
妊産婦医療費助成制度創設等を求める意見書の提出について
提案理由を説明いたします。 発議案件提出つづりの5ページをお開き願います。ただいま議題となりました発議第9号、国による
妊産婦医療費助成制度創設等を求める意見書の提出につきまして、教育民生常任
委員会委員長より御説明いたします。 初めに、
提案理由でありますが、国による
妊産婦医療費助成制度創設等を求めるため、国の関係機関に対し意見書を提出しようとして提案するものであります。 次に、意見書の内容につきまして御説明いたしますので、6ページをお開き願います。国による
妊産婦医療費助成制度創設等を求める意見書であります。成育過程にある者及びその保護者並びに妊産婦に対し必要な成育医療等を切れ目なく提供するための施策の総合的な推進に関する法律が
令和元年12月1日に施行されたところであります。 成育基本法では、成育過程にある者及びその保護者並びに妊産婦に対し必要な成育医療等を切れ目なく提供するための施策を総合的に推進することを目的に掲げ、社会的、経済的状況にかかわらず、安心して次代の社会を担う子どもを産み育てることができる環境が整備されるように推進することを基本理念とし、国は成育医療等の提供に関する施策を総合的に策定し、及び実施する責務を有するとしているところであります。 成育基本法を実りあるものにするためには、住んでいる自治体による差をなくし、妊産婦について費用の心配なく医療を受けられるようにすることが不可欠であります。また、産科や周産期センターがない地域は、移動等に伴う妊産婦の経済的、体力的負担が大きく、それを解決することが少子化対策にもつながると考えているところであります。 さらに、妊産婦医療費助成制度を初めとした福祉医療費助成を現物給付で実施している自治体に対する国庫補助金の削減措置については、直ちに廃止すべきであります。 よって、国においては、疾患や受診科目による制限のない妊産婦に対する医療費助成制度を国の制度として早期に実現すること、2、福祉医療費助成を現物給付としている市町村に対する国民健康保険国庫補助金の削減措置については、これを全て廃止すること。 以上の項目について特段の措置を講じるよう強く要望するものであります。 5ページにお戻り願います。意見書の提出先につきましては、衆参両院議長、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、厚生労働大臣、内閣府特命担当大臣を予定するものであります。 以上、発議第9号、国による
妊産婦医療費助成制度創設等を求める意見書の提出についての
提案理由といたします。何とぞ
議員各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
福田利喜君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 質疑なしと認めます。
○議長(
福田利喜君) お諮りいたします。 発議第9号は
委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 御異議なしと認めます。 よって、本件は
委員会の付託を省略することに決しました。
○議長(
福田利喜君) これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 討論なしと認めます。
○議長(
福田利喜君) これより発議第9号を採決いたします。 本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 御異議なしと認めます。 よって、本件は原案のとおり可決されました。
△日程第20 議員の派遣について
○議長(
福田利喜君) 日程第20、議員の派遣についてを議題といたします。 お諮りいたします。議員の派遣については、会議規則第167条第1項の規定により、お手元に配付いたしました「議員の派遣について」のとおり派遣いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 御異議なしと認めます。 よって、本件については原案のとおり派遣することに決しました。
○議長(
福田利喜君) 以上をもって、
今期定例会に付議された事件は、全て議了いたしました。 この際、市長から発言を求められておりますので、これを許します。
◎市長(戸羽太君) 議長。
○議長(
福田利喜君) 市長。 (市長 戸羽太君登壇)
◎市長(戸羽太君)
令和元年第4回市議会定例会の終了に当たり、御礼の御挨拶を申し上げます。
今期定例会に提案をいたしました案件は、追加提案をいたしました議案を含め31件でございましたが、それぞれ原案のとおり御協賛を賜り、まことにありがとうございました。 議決をいただきました各案件につきましては、今後一層の配慮のもとに、その執行等に遺漏のないよう努めるとともに、
今期定例会における皆様からの御意見等を今後の
市政運営に生かしてまいりたいと考えているところでございます。 おかげさまで本年も多くの復旧、復興事業を推進する中にあって、9月には国、県とともに整備を進めてきた道の駅高田松原と東日本大震災津波伝承館がオープンし、市内外はもとより、海外からも大勢の方々が本市を訪れており、新たな集客施設として交流人口の拡大が図られ、また震災から得た教訓が伝承されているところであります。 また、これまで推進してきた土地区画整理事業の整備も進み、中心市街地における土地の引き渡しや区画道路等の整備も目に見える形となってきております。 加えて来年の3月には、市民文化会館が竣工することにより、市民の皆様の地域活動、文化活動の活性化が期待されるとともに、
今期定例会において提案し、議決をいただきました博物館の整備にも着手するなど、被災した公共施設の復旧については一定の進捗が図られているものと考えているところであります。 また、本年10月には、
陸前高田市、ワタミ株式会社、ワタミオーガニックランド株式会社、ワタミファーム
陸前高田株式会社の4社で今泉北地区において農業テーマパークを整備、運営するワタミオーガニックランド事業を推進するため、連携協力協定を締結したところであり、今後において新たな雇用の拡大等が期待されるところであります。 今後におきましても、東日本大震災からの復興の完遂とともに、まちづくり総合計画に掲げる「夢と希望と愛に満ち 次世代につなげる 共生と交流のまち
陸前高田」の実現に向け、市民一丸となって全力で取り組んでまいりたいと考えておりますので、議員の皆様の一層の御支援と御協力をお願いする次第でございます。 結びに、市民各位、そして
議員各位におかれましては、御健康に御留意の上、穏やかな新年を迎えられますよう御祈念を申し上げ、第4回市議会定例会を終了するに当たり、御礼の御挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。
○議長(
福田利喜君) これにて
令和元年第4回
陸前高田市議会定例会を閉会いたします。 午前11時21分 閉 会...